

やっとサイズが落ち着いてきた千葉外房の海。

再び日本の東には台風13号が出来ていますが、12号のような影響はなさそう。
今夜から風は弱まり、明日の午前中にかけて北のオフショア予報になっています。
久しぶりに千葉外房の海に入れるのか、サイズが上がってしまい移動の火曜日になるのか。
お休みの方は連絡ください。

昨日に続き、ウエットスーツ製造過程のご紹介です。

各パーツを裁断後に行われるのは、マークやパッドなどの熱転写作業。



すべての仕込み作業が終わり、これからはさらに職人の経験と技術が必要となってくる、ボンド塗りと張り合わせ作業。

張り合わせ前の状態はこのようになっていて、各パーツが伸び率や運動性を損なわないように組み合わされています。
上は山口さんがオーダーされたWLT-3starモデルの背中ジッパータイプのパーツ写真。

こちらは、平野さんがオーダーされたWED-5Xモデルのノージッパータイプのパーツ写真。

ここからがウエットスーツの良し悪しを左右するパートになり、貼りあわせに使うボンドの配合、塗り方、乾燥時間などの丁寧な仕事が、一年二年使用したウエットスーツに差が出てくるポイントになります。

数日前にご紹介した、二年使用した僕のフルスーツがなぜ接着部分が開いていないのかは、ここでの技術力になります。
ウエストスーツではオリジナルで配合された接着ボンドは柔らかく柔軟性があり、一度塗りで接着面はとてもしなやかでソフトな仕上がりになっています。
高いウエットスーツを購入されても、半年で接着剥がれが出てしまっては厳しい買い物になってしまいます。
このボンド塗りの作業の良くないウエットスーツは、完成した物の接着部分を触ると、筋張ったように硬くなっていて、良い生地を使っていても接着部分の伸縮性が弱く、弾力性がないのでその部分から切れたり剥がれたりの原因になってしまいます。

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