
弱いウネリでヒザコシの厳しいコンディション。

岸から5m。

とても沢山の問い合わせをいただくセミプロモデルについて。
ケリーが乗るボードは自身がデザインしたSemi-Pro5'9-18 1/4-2 1/4 のラウンドピンテール
チャネルアイランズ創設者であるアル・メリックと共に創り出したこのモデルはコンペティション用に開発され、彼が通常乗っていたショートボードよりも短めのモデル。
ボードの長さは彼の身長とおなじ5'9"。
センターからテールにかけては6'1"のショートボードと同じスペックを備えていて,
このモデルの最大の特徴は波のポケットにフィットするきつめのロッカーにあり、常に波のパワーポイントで乗り続けることが出来るのが特徴。
ケリーはこのボードに対して以下のコメントを寄せています。
ここ数年乗っていた6'1"のTangent のテンプレートをベースにデザインしたんだ。
僕は短めの板に乗りたかったからセンターの幅をいじることなくノーズのレングスを出来るだけ取り除いて、その分2インチだけワイドポイントをノーズ寄りにしたんだ。
そうすることで長めのボードと同じフィーリングで乗ることが出来るんだ。
ドライブ性を保ちながらルースな感じを出すには板のアウトラインはとても重要なんだ。
今年初めの2 試合のあと、僕はすぐにカリフォルニアへ戻って映像をチェックし、ボードの再デザインに取り掛かったんだ。
僕は波のあらゆるポイントにフィットするようロッカーに多くのカーブを付け加えたんだ。
そしてボトムには多くのコンケーヴを追加して、カーブによって失った浮力を取り戻したんだ。
Dane(デーン・レイノルズ)のモデルProton の様に波にフィットするデザインを求めていたんだ。
ホレた波での彼のボードの動きがとても好きなんだ。なおかつ、小さくマッシーな波でも十分な浮力が得られるボードに乗りたかった。
その答えがこのSemi-pro で見つかったんだ。
ハンティントンビーチでケリーがアルと出会ったのは彼が14 歳の時。
それから彼とアルのボード作りが始まり、彼が史上最年少で世界タイトルを獲得したのが20 歳のころ。
そして38 歳の今、ケリーはツアラーとして最高年齢となり、同時にただ一人の10 度の世界タイトル保持者に。
ケリーは、トレッセルズ、ポルトガルに続き、先週末のプエルトリコで今年3 度目、プロキャリア通算45 度目の優勝をこのSemi-pro で納めています。
